こんにちは、釣り好きの5KTです。ヒラスズキ釣りでは“その日のサラシに合うルアー選び”が釣果を大きく左右します。特に磯のウェットスタイルやロックショアでの釣りでは、ただ遠投できる・巻けるだけでなく、「サラシの中でどうルアーを見せ、どう食わせるか」が重要なテーマ。今回は今注目のマリア「チョビー SF-125」に焦点を当て、なぜヒラスズキ経験者が“サラシ攻略の新定番”と語るのか、実際の使い方・カラー選び・ヒットパターンまで徹底解説します。
チョビー SF-125の基本性能|サラシ攻略に特化したミノー
チョビー SF-125はマリアが送り出す“漂わせ系”スローフローティングミノー。
全長125mm・重さ20g。大きな特徴は、サスペンドに近い浮力設定。リトリーブを止めても一気に浮かず、サラシの下に“とどまる”絶妙な浮力とバランス設計です。
タイトなロールアクションは強すぎず派手すぎず、ベイトフィッシュそのもの。波の中でも暴れすぎず、サラシに溶け込むような動きが、ナーバスなヒラスズキにもしっかり口を使わせてくれます。
【特徴まとめ】
- 岩場やゴロタにも強い耐久仕様
- サラシの中で「止めて漂わせる」が得意
- 直下をタイトロールで泳ぐ“喰わせ”系
- 強風や波の中でも飛び出しにくく安定
- 標準で太軸トレブルフック#6を装備

サラシ攻略のコツ&場面別使い分け
サラシって何?なぜ攻略が難しい?
磯の“サラシ”とは、波が岩にぶつかって砕け、白い泡状になったエリア。ベイトも多くヒラスズキの捕食場として最高の場所ですが、水流が複雑でルアーが浮きすぎたり、逆に沈みすぎて根掛かりしやすいという難点もあります。
荒れた磯・春や秋の攻略パターン
春や秋の南岸低気圧通過後など、強い波でサラシが濃く広がる日は、チョビ SF-125の真骨頂。
サラシの中心にキャストし、ラインテンションを軽く張ったまま「ほぼ漂わせる」イメージでドリフトさせるのが効果的。
リールは超スロー、もしくはほぼ止めるだけ。流れの筋を“ロールしながら横切る”ように引くと、ヒラスズキのバイトが炸裂します。
荒れ気味の日はカラーもアピール系(イワシ系やパール系、グロー入り)を選びましょう。
ベタ凪やサラシが薄い日
ベタ凪やサラシが薄い日、魚の活性が低い時は“ストップ&ゴー”+“ショートジャーク”が活きてきます。
基本はサラシの脇からゆっくりリトリーブし、時折巻きを止めて漂わせる→軽くジャークで横にダートさせる。この緩急でスイッチが入りやすいです。
目の前でヒラスズキがUターンした場合、ジャーク後にしばらく“漂わせたまま放置”すると、再び戻ってきてヒットするパターンも実際によくあります。
潮が緩い・サラシが薄い日の小技
潮位が低い、サラシがすぐ消える状況では、標準フックから少し細軸・小さめフックに交換し、浮力を上げてさらにシャローを漂わせるのも有効です。
逆に「潮が速すぎてルアーが浮き上がりやすい」日は太軸フックや大きめリングで少し重くして使うのも手。これでレンジの微調整が効きます。
カラーバリエーションと使い分けガイド
チョビー SF-125は現行で8色前後のカラーバリエーションがあります。
ベイトパターン、潮色、天候ごとに使い分けるのが釣果アップのコツです。
- イワシ系カラー(ブルーイワシ、マイワシ)
澄み潮や晴天時の定番。どのシーズンも主力。 - パールホワイト・グロー系
サラシが強い・濁り潮・曇天や朝マズメに強い。膨張色でアピール力◎ - チャートバック・ピンク系
光量が落ちる夕マズメ、磯際の濁りが強い時に。視認性もよくヒット率UP - シルバー・ホログラム系
ベイトが小型青物やカタクチイワシのとき、リアルさ重視の日に最適
【実践ワンポイント】
「まず1本選ぶならブルーイワシ系」、次に「荒れた日はパールホワイトorグロー」、ラストに「ピンクやチャートでスイッチを入れる」という3本持ちローテーションが現場でとても効きます!
実釣ヒットパターン集|どうやって釣れた?どんな状況で強い?
サラシで“漂わせヒット”
一番多いのは、やはり荒れた磯のサラシの中で“漂わせている最中”にヒットするパターン。
流れが強い日は、キャスト後ほぼ巻かず、ラインテンションだけキープしてサラシの筋を横断。ヒラスズキが足元までチェイスしてきて、そのままバイト、という流れが定番です。
“ショートジャーク”でリアクションバイト
朝マズメのベタ凪、魚の反応が渋いとき。サラシの外側をスローに巻き、軽くショートジャークを入れると「ヒラを打つ」ダートアクションでリアクションバイトが出やすい。
実際、数匹で追尾しているのに食わない時も、この動きで一気にバイトに持ち込めるケース多数。
“ストップ&ゴー”+放置で食わせる
サラシが薄くなってきたタイミングや潮止まり前後、巻き→止め→流しっぱなしにしていると、不意に食い上げるヒラスズキも多いです。
1分近くノーアクションで流しっぱなしにしたところ、ふいに魚が現れてバイトというパターンもありました。
失敗例・ありがちなミス
チョビーSF-125は“漂わせ特化”ルアーなので、無理に早巻きしたり、強すぎるジャークを連発すると本来のナチュラルさが消え、見切られることも。
逆に、波が無さすぎる凪の日はアピール不足で食わせきれないこともあるので、その場合はぶっ飛び君など「早巻き系」とローテーションしましょう。
他のヒラスズキ用ルアーとの違いと強み
・ぶっ飛び君…遠投力・早巻き性能は抜群。ただしサラシで漂わせるピンポイント釣法はやや苦手。
・サイレントアサシン…飛距離&アピール力◎。サラシの下を速めに通したいときや深いレンジ攻略で威力。
・レイジーファシャッド…スリムシルエット&スローシンキング。サーチ力は高いが、サラシでの「漂わせ」はチョビの独壇場。
→「止めて食わせる」ための“漂わせ性能”はチョビーSF-125が頭一つ抜けていると実感。
まとめ|チョビ SF-125でサラシを制す!
マリア チョビー SF-125は、サラシ攻略特化の性能・カラバリ・カスタマイズ性すべてに優れた、今最注目のヒラスズキ用ルアーです。
サラシの強弱や潮の流れに合わせた使い分け、カラーセレクト、漂わせ・ジャークなどのテクニックを組み合わせれば、ベテランアングラーも納得の釣果を手にできるはず。
「釣り場で迷ったらまずチョビーSF-125」。これが最近の私の合言葉です。
次の磯釣行で、ぜひ“サラシを漂わせて食わせる”新しい一匹を体感してください!
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