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こんにちは、釣り好きの5KTです。海釣りの後、リールはどう手入れしていますか?「防水だから水に漬けても大丈夫」「洗ったらオイルを差せばいい」と、どの機種も同じようには扱えません。まず水洗いできる機種かを確認して、洗浄・乾燥・必要な箇所の手入れを進めましょう。
今回はスピニングリールの洗い方と、次の釣行前に見ておきたい変化を紹介します。電動リールやベイトリールまで同じ手順で扱う記事ではありません。手元のリールの取扱説明書を確認しながら読んでみてください。
まず、このリールは水洗いできる?
最初に確認したいのが、水洗いへの対応です。ダイワのアフターサービスを行うスポーツライフプラネッツでは、シャワー洗浄できる機種と、できない機種を分けています。非対応なら、濡らしてよく絞った布で拭き取る方法です。「海で使える=水に漬けて洗える」ではないのです。
| リールの状態 | 手入れの進め方 |
|---|---|
| シャワー洗浄対応 | 説明書に従い、常温の真水で外側の塩分や汚れを落とす |
| シャワー洗浄非対応 | メーカー指定の拭き取り方法に従う |
| 対応が分からない | 型番・年式を確認し、説明書やメーカー窓口で調べる |
| 海水への水没・砂の侵入 | 日常洗浄と分け、点検・修理の相談をする |
水洗いするときのポイントは3つ
1.ドラグとスプールを確認する。 シマノのスピニングリールの案内では、スプールを付けたまま、ドラグを軽く締めて洗います。ここで締めるのは洗浄のため。次の釣行で使うドラグ設定まで、これで決まるわけではありません。
2.常温の真水で、外側の汚れを流す。 水中に漬け込んで洗う方法ではありません。ラインローラー、ベールの付け根、ハンドルノブなど、汚れが残りやすい場所も見ておきましょう。
3.洗っている間は、ハンドルを回さない。 シマノによると、回転でスプール軸が動くと、水分を内部へ引き込む場合があります。温水も必要な油分を流すおそれがあるので、本体の洗浄には使いません。汚れを流そうとして、余計な操作を足さないことが大切です。
洗い終わったら、乾かすところまで
洗い終わったら、柔らかい乾いた布で水滴を拭き取り、風通しのよい日陰で自然乾燥させます。表面が乾いたように見えても、すぐ密閉したバッグに戻すと湿気が残ります。片付けまで急がず、乾かす時間も取っておきましょう。
このとき、毎回同じ場所を見るのがオススメです。ベールの開閉、ノブの動き、ラインローラー付近の音、外側の傷や汚れ。前回との違いを残しておくと、小さな変化に気づきやすくなりますし、修理を相談するときも説明しやすくなります。
オイルは多ければよい、ではありません
次に注油です。どこへ、何を、どのくらい使うかは機種によって違います。別のリールの動画で見たからといって、見える穴や隙間に同じようにオイルを入れるのは避けましょう。
ダイワの用途一覧では、水抜き穴やマグシールド部などは注油禁止です。マグシールドのラインローラーも、一般のローラーと同じ扱いにはできません。ドラグ部にも専用の指定があります。つまり、汎用オイル1本で全部済ませるものではないのです。
水没や異音は、普段の手入れと分けよう
海水に水没した場合や、手入れしても異音や引っ掛かりが残る場合は、外側を洗っただけでは内部の状態まで分かりません。シマノも、水没時のオーバーホール相談や、内部の手入れを専門の作業者に任せることを案内しています。普段の手入れで済む話と分けて考えましょう。
相談するときは、型番と年式、海水か淡水か、水没したか、どの操作で症状が出るか、いつからかをまとめます。「何となく変」より伝わりやすいですよね。原因を探そうと無理に回し続けず、起きたことを残して相談しましょう。
出典:シマノ「オーバーホールのススメ」。
リールのついでに、ラインと接続具も点検
帰宅後の流れは、説明書に合った洗浄、拭き取りと乾燥、指定箇所の手入れ、異常の記録です。ついでにラインの傷と接続具の変形も見ておくと、次の釣行の準備まで進めやすくなります。
調子のよいときの巻き心地を残しておこう
少し踏み込んで手入れするなら、調子がよいときの巻き心地と音を残しておくのがオススメです。例えば、乾いたリールを、糸に負荷を掛けずにゆっくり回す短い動画。回す速さ、持つ位置、ドラグ設定もそろえておくと、後で比べやすくなります。これで故障箇所が分かるわけではありませんが、「以前と何が違うか」を説明する材料になります。
比べるのは、指定の方法で洗い、乾燥させた後です。水を掛けながらハンドルを回す手順にはしません。引っ掛かりやいつもと違う抵抗があれば、動画のために無理に回し続けないでください。
ゴリ感があるのは、空回し? 回収中?
| 観察できた条件 | 次に確認・記録すること | この観察だけでは分からないこと |
|---|---|---|
| ノブを単独で軽く回したときも違和感がある | ノブ周辺の汚れ・外観と、機種の指定手入れ箇所 | ノブのベアリングが原因と確定すること |
| ノブ単独では気にならず、ハンドルを回すと出る | 何回転ごとか、スプールの上下位置で変わるか | ギアか軸かなど、内部の原因の特定 |
| 糸へ負荷を掛けず回すときは気にならず、回収中に出る | 直前の実釣で、負荷・巻く速さ・糸の状態がどうだったか | ラインローラーだけが原因だと決めること |
| 使用後に急に出て、乾燥後も以前と違う | 海水・砂・雨・水没の有無、変化した時期 | 外観がきれいだから内部も正常だと判断すること |
「どの操作で気になったか」を分けておくと、症状の違いを伝えやすくなります。下の図のように整理してみましょう。
空回しでは滑らかでも、回収中まで同じとは限りません。回収するときだけ気になったなら、何を回収していたか、どんな場面だったかを残します。わざと強い負荷を掛けて再現するより、すでに起きた場面を伝えて相談したいところです。
注油の前に、使える場所と油を確認
音が気になると、いろいろな場所にオイルを差したくなるかもしれません。でも、一度に何か所も変えると、何が効いたのか分からなくなります。シマノの使用箇所別の推奨グリス・オイル表も参考になりますが、部位が載っていることと、自分でその機種を分解してよいことは別です。まず手元の取扱説明書を確認しましょう。
SLPのスピニングリールの点検・注油方法と不具合例にも、マグシールド部の注油・分解の制限や、内部への過剰な注油で不具合が出た例があります。洗って落とす汚れなのか、指定箇所の手入れなのか、修理の相談なのか。ここを分けて考えると、オイルで何でも解決しようとせずに済みます。
次の釣行前に、前回との違いを見てみる
メモするなら、「機種/使った条件/洗浄と乾燥/気になった操作/いつから」の5つです。説明用の例として、「海水の飛沫あり・水没なし。指定方法で洗って乾燥後、糸に負荷を掛けずゆっくり回しても、以前にない引っ掛かりがある」まで書ければ、「何となく重い」より具体的に相談できます。
次の釣行前に、以前の記録と比べてみましょう。よくなった点と、まだ気になる点を分けます。異常が残っているなら、釣りで使いながら様子を見る前に、記録を添えてメーカーや修理窓口へ相談します。毎回同じ症状なのか、今回初めての変化なのかも分かるようにしておくと、点検にも道具選びにも役立つと思います。
メンテ用品は、必要な物が分かってから
用品を買い足すなら、まず説明書で、どの箇所に何を使えるか確認しましょう。見たいのはオイルとグリスの用途、製品名と品番、注油してはいけない箇所です。手元に足りない物が分かったら選ぶ、という順番がオススメです。異常が残るときは、用品を増やして試すより、記録を添えて相談しましょう。
シマノの公式製品ページには、SP-013A(オイル)、SP-023A(グリス)、SP-003H(セット)が掲載されています。ダイワはリールガードの公式製品ページでオイル・グリス・セットを確認できます。製品ページの一般的な用途より、使用機種の説明書の指定を優先してください。
商品検索リンク(広告):下のリンクはAmazonの検索結果です。必要な用品が分かったら、セット内容と品番、販売元を確認して選んでみてください。
今回はリールの洗い方と、変化の残し方を紹介しました。次の手入れでは、前回の巻き心地と比べる視点も加えてみてください。装備はウェットスタイルの必要装備、ラインは激流アジングのライン選び、接続具はオーシャンスナップとフロントリングの比較でも紹介しています。それでは今回はこの辺で失礼します。



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