カリスタ90LML/Sに替えて一番よかったのは、速い潮の中でも軽い力でシャクれ、フォール中の小さな変化を拾いやすくなったことです。エギ王K3.5号ベーシックを通年使う私には、軽快な操作感と感度が特に合っていました。
モデルチェンジしたカリスタを発売と同時に購入し、使用回数は約30回。以前のロッドはダイワの18エメラルダスV 86Mです。今回は、その竿から替えてどう感じたかを中心にレビューします。
気になる点もあります。500gを超えるイカを寄せるときは、以前の組み合わせよりハンドルを巻くのに力が要ると感じます。それも含めて、シャクる・アタリを取る・寄せる場面ごとに書いていきます。
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今回のレビューの使用条件
| 使用条件 | 内容 |
|---|---|
| ロッド | ヤマガブランクス カリスタ90LML/S |
| 購入・使用回数 | 発売と同時に購入/約30回使用 |
| 現在のリール | 23レガリスLT2500S-DH |
| 旧ロッド使用時のリール | 18レガリスLT3000S-C-DH |
| ライン | PE0.6号/リーダー10lb・半ヒロ |
| エギ | エギ王K3.5号ベーシックを通年使用 |
| 釣り場・時間帯 | 防波堤と地磯。朝マズメ〜日中が中心で、夜も使用 |
| 普段の対象 | 秋は200〜500gがよく釣れ、春は1kg以下を狙う |
特に通うのが、潮の流れが速いポイントです。着底から3〜4回シャクり、竿を下げて軽くテンションをかけ、巻かずにフォールさせる釣りを基本にしています。
旧ロッド使用時のリールは18レガリスLT3000S-C-DH、現在は23レガリスLT2500S-DHです。PEはどちらも0.6号で、エギは変えていません。リールも異なるため、以下の違いはロッド単体を入れ替えた比較ではなく、それぞれの組み合わせで釣ったときの体感です。リールを含む組み合わせは、カリスタ90LML/Sと23レガリスのタックル記事にも載せています。

18エメラルダスV 86Mから替えた理由
もともとヤマガブランクスのロッドが好きで、前の竿からのステップアップを考えていました。そのタイミングでカリスタがモデルチェンジ。遠投性能、感度、パワーを備え、流れの速い場所でも快適に使いたいという希望から90LML/Sを選びました。
18エメラルダスV 86Mで気になっていたのは、先重りと操作時の重さです。自分で重りを巻いてバランスを調整しましたが、そのぶんロッド全体が重くなりました。
また、潮が速い場所では竿が潮に持っていかれる感覚が強く、シャクると大きな抵抗を感じていました。買い替えで変えたかったのは、こうした持ち重りと、流れの中での操作感です。
| 比べた場面 | 18エメラルダスV 86Mでの体感 | カリスタ90LML/Sでの体感 |
|---|---|---|
| 持ったバランス | 先重りを感じ、重りを追加して調整 | 現在の組み合わせで持ち重りを感じない |
| 速い潮でのシャクリ | 抵抗が強く、シャクれない場面があった | 竿が曲がり、軽い力でシャクれる |
| 長時間の操作 | 手首・腕への負担が気になった | 以前よりかなり楽に感じる |
| アタリ・流れの変化 | 拾えなかった小さな変化があった | 竿先と手元から分かる情報が増えた |
| 500gを超えるイカを寄せるとき | 旧リールとの組み合わせでは巻きが楽に感じた | 一定に巻き続けるために力が要ると感じる |
長さや硬さの表記が異なる2本を、自分の釣りで使ったときの比較です。
エギ王K3.5号のキャストとシャクリはどう変わったか
竿の力を使って投げられ、竿先の収まりがよい
キャストでは、以前よりもロッドの力を使って投げている感覚があります。竿がしっかりしなり、投げたあとの竿先の収まりもよい。飛距離の数値は測っていませんが、エギ王K3.5号を投げる動作そのものが軽快になりました。
曲がりは柔らかく感じます。ただ、シャクったあとのブレは感じません。私には、しなりを使えることと、操作後に竿先が落ち着くことが両立しているように感じられます。
激流でも曲がってくれるので、軽い力でシャクれる
最初に使って特に違いが分かったのは、流れの中でシャクったときです。以前は抵抗が強くてシャクれなかったような潮でも、90LML/Sなら軽い力で操作できました。私にとっては、釣りを続けられる状況が増えたことが大きな変化でした。
激流と言いたくなるほどの流れでも、竿がしっかり曲がって気持ちよくシャクれます。しなりを使えるぶん、長時間シャクったときの手首や腕は18エメラルダスVよりかなり楽です。
現在のリールを付けた状態で持ち重りは感じず、グリップも握りやすいです。私が普段通う水深のある場所や足場の高いポイントでも、使いにくさは感じていません。
感度は竿先と手元の両方で実感した
巻かないテンションフォールで、着底と潮の変化が見える
私の基本は、着底後に3〜4回シャクり、ロッドを下げて竿先が少し曲がる程度に糸を張る方法です。その後はハンドルを巻かず、次の着底までフォールさせます。
この間、竿先に潮流の変化や細かなアタリ、着底の変化が出ます。以前より「今、何かが変わった」と分かる情報が増えたのが、90LML/Sを使って特に気に入っているところです。
アタリは竿先だけで取っているわけではありません。手元にも伝わり、以前なら分からなかった、わずかな違和感にも気付けるようになりました。
操作の詳しい手順は、巻かないテンションフォールのやり方で紹介しています。これは私の独自の操作で、公式GTRと同じ手順を行っているという意味ではありません。
「前アタリかもしれない」と感じた一杯
印象に残っているのは、フォール中にロッドから違和感が伝わったあと、次のシャクリからのフォールでアタリが出た場面です。いわゆる「前アタリ」を初めて感じたと思い、驚きました。
最初の違和感の正体まで確定できるわけではありません。それでも、今まで分からなかった小さな変化を手元で感じ、その次のフォールのアタリにつながった経験は、この竿の感度を実感した場面として残っています。
私が買い替えてよかったと思う理由は、こうした情報を受け取りやすくなったことです。単に「高感度」と言うより、フォール中の小さな変化に気付けることが、普段の釣りで役立っています。
掛けたあとの曲がりと、500gを超えるイカの巻き上げ
イカを掛けるとロッドがしっかり曲がります。その曲がり方には安心感があり、私自身はバレそうだという不安を感じずにやり取りできています。
曲がってもバットにはまだ余裕が残っている感覚があります。ただ柔らかく曲がり続けるというより、ロッドでイカの動きを受け止めてくれる印象です。
一方、500gを超えるあたりからは、巻き上げに力が必要だと感じます。それ以上のサイズでも、一定にハンドルを巻き続ける力が要る、という感触です。イカが強く引いたときには、ロッドがしっかり曲がっていなしてくれます。
ロッドが曲がって仕事をしている感覚なのか、リールの巻く力の影響なのかは、まだ切り分けられていません。ここを「90LML/Sのパワー不足」とは言い切れませんし、500gを使用限界として挙げているわけでもありません。
約30回の使用で、ガイドや継ぎ目のトラブルは?
今のところガイド絡みはほぼなく、継ぎ目が緩んだ経験もありません。故障もありませんでした。グリップは握りやすく、一日釣っていても疲れは少なく感じています。
グリップや継ぎ目についても、約30回使った今の状態で評価しています。
カリスタ90LML/Sの仕様と、購入時に見る型式
| メーカー公表項目 | 90LML/Sの仕様 |
|---|---|
| 全長/仕舞寸法 | 2,744mm/1,404mm |
| 自重/継数 | 96g/2本・印籠継 |
| 適合エギ/PE | 2.5〜3.5号/0.4〜0.8号 |
| ガイド | TZチタンフレームK+SiCチタンフレームRV(Fuji) |
| リールシート | VSS16(Fuji) |
| 適合リールの目安 | DAIWA LT2500程度/SHIMANO 2500程度 |
| 希望小売価格 | 57,000円(税抜・メーカー公表) |
| JAN | 4571584101217 |
出典:ヤマガブランクス公式「Calista 90LML/S」(2026年10月22日確認)。価格は実売価格ではありません。
購入先で確認したいのは「Calista/カリスタ」というシリーズ名に加え、90LML/Sまで一致しているかです。同じカリスタでも、別の長さや仕様のモデルと取り違えないように見てください。私が通年使う3.5号は適合範囲内ですが、4号以上を主に使うなら、そのサイズに適合するモデルから検討する必要があります。
メーカーは90LML/Sを、Lクラスの繊細なティップとMLクラスのバットを組み合わせた、流れを捉えるモデルとして紹介しています。9ftの長さがある一方、私の組み合わせでは持ち重りを感じず、長時間の操作も楽に感じています。
仕舞寸法は1,404mmです。釣り場での使い心地に加え、手持ちのロッドケースや車への収まりも購入前に確認しておきたい点です。
どんな人に勧めたいか、同じ価格でもう一度買うか
私は買って後悔しておらず、同じ価格でもう一度買うと思います。特に候補に入れてほしいのは、次のような人です。
- 今の竿に先重りや持ち重りを感じ、長時間シャクると疲れる人。
- 潮の速いポイントで操作が重く、シャクりにくさを感じている人。
- フォール中の小さなアタリや潮の変化を、もっとつかみたい人。
- エギ王K3.5号など、適合範囲のエギを軸に使いたい人。
特に、今のロッドでアタリがよく分からない、操作感に物足りなさがある、という人には私の経験が参考になると思います。購入前に試せるなら普段使うリールを付けて、バランスや握りやすさも確かめてみてください。
私がこの竿に一番満足しているのは、速い潮の中でも無理なくシャクれ、次のフォールで竿先と手元の変化を受け取れることです。大きめのイカを巻き寄せる際の感触も含め、自分の釣りに合うかを判断する材料になればと思います。
広告:カリスタ90LML/Sの価格・在庫を各ショップで確認できます。 検索結果には別の型式も含まれるため、商品名と型式を確認してください。
エギやリールまで含めて考えたい場合は、一年を通して使うエギ王K3.5号のレビューや、23レガリスLT2500S-DHとXHの違いも参考にしてください。


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