カリスタ全6モデル比較|90LML/Sを選んだ理由と釣り方別の選び方

カリスタ90LML/Sの型式表記が読めるロッドと、岩の上のアオリイカとエギ エギング
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カリスタは、どれが一番いいかよりも、どんなエギを、どんな場所で、どう動かしたいかで選ぶと違いが見えてきます。私が90LML/Sを選んだのは、よく行く潮の速い釣り場で、遠投性能と感度を確保しながら軽快にシャクりたかったからです。

実際に所有して使っているカリスタは90LML/Sだけです。この記事では、その選択理由と使用感を軸に、ほかの5モデルはメーカーの公表仕様・設計から向いている釣り方を整理します。全機種を釣り比べたレビューではありません。

対象は2026年11月1日時点の現行6モデル。2025年に追加された72L/TFも含めています。私がモデルチェンジ時に90LML/Sを購入したときと、現在のラインナップは分けて考えます。

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カリスタ全6モデル、釣り方から選ぶなら

モデルこんな使い方を重視する人へ
72L/TF3号やシャロータイプも使い、細かな誘いと変化の感知を重視したい人
76ML/TJ足場の低い場所や近距離で、緩急のあるジャークを細かく使い分けたい人
79MMH/AG深場や抵抗の大きなエギを、短い竿でクイックに操作したい人
82ML/AR釣り場や季節を替えながら、一本で幅広く使いたい人
86M/PF4号まで視野に入れ、遠くでの操作にも力と反応のよさを求める人
90LML/S(筆者使用)流れやフォール中の変化を捉え、長さを生かして糸を扱いたい人

2.5〜3.5号が中心で用途を絞り切れないなら、まず82ML/ARを基準に考えると整理しやすいです。そこから、短い竿で誘いを細かく作るなら72L/TF・76ML/TJ、長さと流れの感知を求めるなら90LML/S。4号以上も使うなら86M/PF・79MMH/AGの適合範囲を確認します。これは公式の用途説明をもとにした選び分けです。

現行カリスタのスペック比較

モデル全長自重適合エギ適合PE
72L/TF2.204m79g2.5〜3.5号0.4〜0.8号
76ML/TJ2.293m87g2.5〜3.5号0.4〜1号
79MMH/AG2.380m99g3〜4.5号0.6〜1号
82ML/AR2.496m92g2.5〜3.5号0.4〜1号
86M/PF2.573m98g2.5〜4号0.4〜1号
90LML/S2.744m96g2.5〜3.5号0.4〜0.8号

数値は各モデルの公式製品ページで確認したメーカー公表値です。全モデル2ピースの印籠継で、リールの目安はDAIWA LT2500程度・SHIMANO 2500程度。72L/TFのガイドはTZチタンフレームK、ほかの5モデルはTZチタンフレームK+SiCチタンフレームRVです。

自重だけで手首の楽さや感度の順位は決められません。長さ、曲がり方、付けるリールとのバランスでも使い心地は変わります。私の90LML/Sは96gですが、今のリールとの組み合わせで持ち重りは感じていません。

仕舞寸法と価格、購入する型式の確認

モデル仕舞寸法希望小売価格(税込換算)
72L/TF1,125mm53,900円
76ML/TJ1,175mm59,400円
79MMH/AG1,226mm62,150円
82ML/AR1,282mm61,050円
86M/PF1,320mm63,800円
90LML/S1,404mm62,700円

価格は2026年11月1日に確認した公式の税抜希望小売価格を、消費税10%で税込換算したものです。実売価格・在庫・送料はショップにより異なります。ロッドケースへの収まりと、保証条件も一緒に確認してください。

広告:候補が決まったら、型式を指定して探せます。 下のリンクはAmazonの商品検索です。別モデルや旧モデルが混ざることがあるため、商品名の末尾まで見て、エギの適合・長さ・販売元を確認してください。

私がカリスタ90LML/Sを選んだ理由

買い替えで変えたかったのは、速い潮での操作感

もともとヤマガブランクスのロッドが好きで、18エメラルダスV 86Mからのステップアップを考えていたところに、カリスタのモデルチェンジが重なりました。選ぶときに求めたのは、遠投性能、感度、パワー、そして潮が速い場所での扱いやすさです。

前の竿では先重りが気になり、自分で重りを巻いてバランスを調整していました。ただ、そのぶん竿全体は重くなる。流れが強いと潮に持っていかれる感覚があり、シャクるときの抵抗も大きかったんです。

90LML/Sは、繊細なLクラスのティップとMLクラスのバットを組み合わせ、流れやフォールの変化を捉える設計です。単に長い竿が欲しかったわけではなく、遠くを探れて、流れの中の情報も受け取りたいという希望と、このモデルの方向性が合っていました。

使ってみてよかったのは、軽いシャクリとフォール中の情報

エギは通年エギ王K3.5号ベーシック。着底から3〜4回シャクり、竿を下げて軽く糸を張ったら、ハンドルを巻かずにフォールさせるのが普段のやり方です。

約30回使った時点で特に気に入っているのは、激流と言いたくなる流れでも竿が曲がり、軽い力でシャクれること。フォール中は、潮の変化や小さなアタリが竿先だけでなく手元にも伝わってきます。以前より長時間のシャクリもかなり楽になりました。

ただし、旧ロッドのときは18レガリスLT3000S-C-DH、現在は23レガリスLT2500S-DHを使っています。PE0.6号とエギは変えていませんが、リールまで同条件の比較ではありません。ここで書いているのは、それぞれの組み合わせで釣った体感です。

筆者所有のカリスタ90LML/Sと、ピンク色のエギを抱いたアオリイカ
私が使っている90LML/S。過去の釣行写真です。ほかの5モデルを並べた写真ではありません。

キャストの感触や、500gを超えるイカを巻き寄せるときに気になる点は、カリスタ90LML/Sを約30回使ったレビューに詳しく書いています。リールも含めた構成は、90LML/Sと23レガリスのタックル記事へどうぞ。

6モデルそれぞれが向いている人

72L/TF:3号やシャローも使い、繊細な誘いを詰めたい人

タクティカルフィネスの72L/TFは、2025年に追加されたショートモデル。公式の説明では、3.5号で探りながら、反応に合わせて3号やシャロータイプで細かく誘う使い方に重点があります。

3号へ替えたときの操作感や、わずかな変化を拾うことを大事にしたい人の候補です。自重79gは現行6モデルで最軽量。ただし、L表記だから小イカ専用という位置付けではなく、メーカーは大型を意識したバット設計も説明しています。

私のように3.5号ベーシックを通年使う条件なら、軽さだけで72L/TFに決めるより、3号やシャローをどれだけ使いたいかも考えたいところです。出典:72L/TFの公式仕様・設計、メーカーによる72L/TFと76ML/TJの比較。

76ML/TJ:短い竿でシャクリに緩急を付けたい人

テクニカルジャークの76ML/TJは、取り回しとエギの操作を重視するショートモデルです。近距離のサイトゲームや、障害物・カケアガリの周りで誘いを細かく変えたい人に向く設計です。

短い竿を選ぶ理由が、単なる軽量化ではなく「自分でエギを動かし分けたい」なら注目したい一本。メーカーは手返しを重視するランガンやボートでの使用も挙げています。ボート対応という説明を、専用ティップランロッドという意味に置き換えないように見ておきたいです。

短いから遠投できない、と決め付ける必要もありません。公式はキャスト性能も重視しており、私は取り回しと操作の方向性を選ぶモデルだと捉えています。出典:76ML/TJの公式仕様・設計。

79MMH/AG:深場や高い負荷でも、エギをクイックに動かしたい人

アグレッシブの79MMH/AGは、MクラスのティップにMHクラスのバットを合わせたモデル。3.5号を素早く操作するだけでなく、ディープタイプや4号など、抵抗の大きいエギを使う場面も想定されています。適合上限はシリーズで最も大きい4.5号です。

深場や高負荷の場面で、短い竿の取り回しを生かしながら誘いに強弱を付けたい人の候補になります。一方、2.5号は適合範囲に入っていません。秋に2.5号まで使いたい人は、ほかのモデルも見比べておきたいです。

「大きなイカを狙うなら全員これ」という分け方より、使うエギと操作の負荷から選ぶほうが、このモデルの狙いに合うと思います。出典:79MMH/AGの公式仕様・設計。

82ML/AR:釣り場や季節を替えながら、一本で使いたい人

オールラウンダーの82ML/ARは、公式でもシリーズの中心に位置付けられるモデル。2.5〜3.5号を使い、キャスト、シャクリ、感度のバランスを求める人が比較の基準にしやすい一本です。

通う場所が一つに決まっていない人や、短さ・長さのどちらかに用途を寄せるより、まず幅広く対応させたい人に合う方向性です。ただし、オールラウンドでも適合上限は3.5号。4号を常用したいなら、86M/PFや79MMH/AGも検討対象になります。

私が90LML/Sを選んだのは、82ML/ARの感度や使いやすさが劣ると釣り比べて判断したからではありません。自分の流れの速い釣り場に合わせて、90LML/Sの設計を選んだということです。出典:82ML/ARの公式仕様・設計。

86M/PF:4号まで使い、遠くでの操作にも力を求める人

パワーアンドフィネスの86M/PFは、2.5〜4号をカバーする汎用モデルです。公式では、力のある操作と細かな誘いの両立、遠距離での反応のよさに重点が置かれています。

3.5号だけでなく4号も使いたい、広い範囲を探った先でもしっかりエギを動かしたい。そんな条件なら、82ML/ARよりこちらを候補に入れやすくなります。3.5号までの90LML/Sとも、まず使用するエギの上限で違いが出ます。

Mクラスだから細かな誘いをしにくい、と一括りにせず、メーカーが何を両立させようとしているかまで見て選びたいモデルです。出典:86M/PFの公式仕様・設計。

90LML/S:潮の変化を捉え、長さを生かしたい人

ストリームの90LML/Sは、流れを感じながらフォールや誘いを組み立てるロングモデルです。公式では、長さを生かした糸ふけのコントロールや、足場の高い場所での扱いも説明されています。

私には、速い潮の中でシャクったあとのフォールを丁寧に見られるところが合っていました。3.5号を軸に使い、流れや竿先の負荷を手掛かりにしたい人には、使用レビューも合わせて読んでもらえると思います。

注意したいのは、長さがあるから何でも大きなエギを使えるわけではないこと。適合は2.5〜3.5号、仕舞寸法は1,404mmです。4号への対応や収納の短さを優先するなら、ほかのモデルを含めて選び直したいところです。出典:90LML/Sの公式仕様・設計。

迷いやすいモデル同士は、ここで選び分ける

72L/TFと76ML/TJ:繊細に見せたいか、シャクリを作り込みたいか

どちらも短く、適合エギは2.5〜3.5号です。メーカーの比較では、72L/TFは軽さと繊細さ、76ML/TJはエギ操作とジャークへの反応を重視しています。3号やシャローを織り交ぜる細かな誘いなら72L/TF、抵抗のある3.5号も使ってシャクリの強弱を付けるなら76ML/TJ、という整理ができます。

82ML/ARと90LML/S:幅広い一本か、流れを読む長い一本か

同じ2.5〜3.5号でも、82ML/ARは汎用性、90LML/Sは長さと繊細なティップを生かす方向です。釣り場を替えて幅広く使うなら82ML/ARを基準に。自分のように速い潮でフォール中の変化を拾いたい、長さを糸の扱いに使いたいなら90LML/Sを候補に入れる、という選び方です。

90LML/Sは82ML/ARより全長が248mm長く、仕舞寸法も122mm長い一方、自重差は4gです。それでも、持ち重りまで4g分の違いとは限りません。店頭で比べられるなら、普段のリールを付けたバランスも確かめたいです。

82ML/ARと86M/PF:4号を使うかが、ひとつの分かれ目

両方とも幅広い場面を想定していますが、エギの適合上限は82ML/ARが3.5号、86M/PFが4号です。2.5〜3.5号の釣りが中心なら82ML/ARを出発点にし、4号や抵抗の大きなエギも使うなら86M/PFまで比べると、選ぶ理由がはっきりします。

86M/PFと79MMH/AG:長さを使うか、短い竿で高負荷に対応するか

4号を使う条件は共通でも、86M/PFは2,573mm、79MMH/AGは2,380mm。86M/PFは遠い位置での操作も含む汎用性、79MMH/AGは短さと強いバットを使ったクイックな操作が判断軸です。4.5号まで使うなら、今回の6モデルでは79MMH/AGが適合します。

「Lだから秋用」「MHだから大型用」だけでは決めない

同じ大型狙いでも、3号で繊細に誘うのか、抵抗の大きなエギを動かすのかで欲しい竿は変わります。メーカーは72L/TFや90LML/Sにも、大型を意識したバット設計を説明しています。硬さの記号だけで、狙えるイカのサイズを線引きするのはもったいないです。

私も500gを超えるイカで巻く力が必要だと感じていますが、ロッドとリールのどちらの影響かは切り分けられていません。これを根拠に90LML/Sの限界を500gとしたり、79MMH/AGへ替えれば巻きが楽になると勧めたりはできません。

公式の静荷重比較も、一定の重りを掛けたときの曲がりを見る資料です。瞬間的な反発や実際のシャクリ、使用リールまで再現した実釣比較ではありません。公式のシリーズ説明・静荷重比較も、その前提で見ると役立ちます。

私なら、今も90LML/Sを選ぶ

約30回使った今も、買って後悔はありません。同じ価格でもう一度買うと思います。自分の釣りでは、エギ王K3.5号を速い潮の中で軽く操作できて、フォール中の小さな変化を受け取れることが大事だからです。

ただ、全員に90LML/Sを勧める理由にはなりません。3号やシャローを織り交ぜるなら72L/TF、短い竿でシャクリを作るなら76ML/TJ、幅広い場所で一本を使うなら82ML/AR。4号までの汎用性なら86M/PF、短さと高負荷での操作なら79MMH/AG。いつもの釣りで外せない条件から選ぶと、各モデルの個性が生きてくると思います。

90LML/Sの使用感をさらに確かめたい方は、実際に約30回使ったレビューへ。ほかのモデルとの仕様比較と、私自身の体験を行き来しながら、選ぶ材料にしてもらえればうれしいです。

仕様確認日:2026年11月1日。出典は本文中のヤマガブランクス公式製品ページ・公式解説です。90LML/S以外の使用感は実釣評価ではなく、公表仕様と設計意図から整理した選び方です。

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